商品説明
プロになってから姉に自分の作品をプレゼントしたことが無かったので、元は姉夫婦のために製作したデザインです。
難易度の高い八角籠目を小さいマス目でカットして美しい仕上がりになることを念頭にデザインを構築し始めました。
姉夫婦に送る1点物のようなデザインにしようとしましたので、八角籠目を単純にぐるりと一周、あるいはよくありがちな簡単な縦横の格子の中に削る等のありがちなデザインは避けようと思いました。
また伝統的な文様は八角籠目だけでなく、悪いものから守ってくれる防護柵が由来の矢来と、人の良いご縁を願う七宝も入れようと思い、以下のようなデザインになりました。
特に矢来は三本の線を重ねる三つ矢来(みつやらい)という状態にしてあります。
間に細い線を入れる重ね矢来に似ていますが、真ん中もしっかり太く削りグラデーションになるように重ね矢来ではなく、三つ矢来を選択しました。
当工房では四本の線を重ねる四つ矢来(よつやらい)の作品も作っておりますが、このデザインの場合、下部の面積が大きく取れないことを事前に計算し、四つ矢来ではなく三つ矢来の選択となりました。
また、三つ矢来を変則的に交差させており、七宝の最下部の頂点と合わせにしております。
変則的に交差させたことで、上から見た時にシュプール(雪の上をスキー板が通った跡)のような一味違ったデザイン性が生まれております。
正面から90°回転させるとこういう状態になっております。
動画も見て頂けると構造をよく理解できるかと思います。
伝統的な文様のカットではなく、主に
・透け感の向上
・口当たりの向上
・手触りの向上
といったような機能美に関連したカットが多く入っております。
すなわち、機能性をあげるために行ったカットが結果としてデザイン性となり、美しさにつながっているというものです。
過去に作った作品の経験を全て言語化してデータベースにして、それを参考にデザインを構築しておりますので、その結果は写真から感じて頂けると確信しております。
1点物として製作したものなので、デザイン性の良さは保証しますので、ぜひご選択頂ければと思います。
自分用、贈り物、祝い事、インスタ映え等にご検討ください。